精力剤:グローミン - SEXぼっと

【重要】グローミンは第一類医薬品です。購入・使用にあたっては、必ず医師または薬剤師に相談し、添付文書をよく読んで正しく使用してください。この記事は情報提供を目的としており、医学的なアドバイスや診断に代わるものではありません。

男性ホルモン補充外用薬「グローミン」詳細解説

グローミンは、大東製薬工業株式会社が製造販売する、有効成分として男性ホルモン(テストステロン)を含有するクリーム(軟膏)状の外用薬です。日本では第一類医薬品に分類されており、薬剤師による情報提供を受けた上で購入できます。

主に、加齢などによる男性ホルモン(テストステロン)の分泌低下に伴う様々な症状、いわゆる男性更年期障害(LOH症候群:加齢男性性腺機能低下症候群)の改善を目的として使用されます。男性ホルモンを皮膚から吸収させることで、体内のテストステロン濃度を補い、諸症状の緩和を図るものです。

「精力剤」という言葉で広く認識されることがありますが、単に性機能の向上だけを目的とした薬剤ではなく、テストステロン低下に起因する心身の不調全般に対応する「ホルモン補充療法」の一つとして位置づけられます。

1. グローミンの主成分:テストステロンについて

グローミンの効果を理解する上で、主成分であるテストステロンについて知ることが不可欠です。

テストステロンとは?

テストステロンは、主に男性の精巣(睾丸)で作られるステロイドホルモンであり、アンドロゲン(男性ホルモン)の中で最も代表的で強力な作用を持ちます。男性の第二次性徴(声変わり、筋肉の発達、体毛の増加など)の発現や、生殖機能の維持に不可欠なだけでなく、以下のような多様な生理作用に関与しています。

筋肉・骨格: 筋肉量の増加、筋力の維持、骨密度の維持
性機能: 性欲(リビドー)の維持・亢進、勃起機能の維持、精子の形成
精神・認知機能: 気力・意欲の向上、決断力、集中力、空間認知能力、抑うつ気分の改善

造血機能: 赤血球の産生促進

脂質代謝: 内臓脂肪の蓄積抑制

加齢とテストステロンの減少(LOH症候群)

男性のテストステロン分泌量は、20代をピークに加齢とともに徐々に減少していきます。この減少が顕著になり、様々な心身の不調が現れる状態が「男性更年期障害」または「LOH症候群」と呼ばれます。主な症状には以下のようなものがあります。
精神症状: 抑うつ気分、不安感、イライラ、意欲低下、集中力・記憶力の低下、不眠
身体症状: 倦怠感、疲労感、筋力低下、筋肉痛、関節痛、ほてり、発汗、めまい、頭痛、内臓脂肪の増加、骨密度の低下
性機能症状: 性欲減退、勃起不全(ED)、朝立ちの減少、射精感の減退

テストステロン補充療法の意義

LOH症候群の診断を受け、テストステロン値の低下が確認された場合、その症状を改善するためにテストステロンを補充する治療法が検討されます。グローミンは、このテストステロン補充療法(ART: Androgen Replacement Therapy)に用いられる薬剤の一つです。体外からテストステロンを補うことで、低下したテストステロン濃度を正常範囲に近づけ、上記のような諸症状の改善を目指します。

2. グローミンの特徴

グローミンには、他のテストステロン補充療法と比較していくつかの特徴があります。
剤形:経皮吸収型クリーム剤
グローミンは、皮膚に塗布して有効成分を吸収させるクリーム剤です。

メリット:
肝臓への負担軽減: 経口投与(飲み薬)の場合、有効成分が吸収された後、まず肝臓を通過するため、肝臓で代謝され分解されたり(初回通過効果)、肝臓に負担をかけたりする可能性があります。経皮吸収型の場合、有効成分は皮膚の毛細血管から直接血中に移行するため、肝臓での初回通過効果を受けにくく、肝臓への負担が比較的小さいとされています。

血中濃度の安定: 注射剤のように急激な血中濃度の上昇や下降が少なく、比較的安定した血中濃度を維持しやすいと考えられています。

投与中止の容易さ: 副作用が出た場合などに、塗布を中止すれば比較的速やかに体内から成分が消失します。

デメリット:
塗布の手間: 毎日決まった時間に塗布する必要があります。
吸収の個人差: 皮膚の状態や塗布部位、塗布方法によって吸収率に個人差が生じる可能性があります。

他者への付着リスク: 塗布した薬剤が他者(特に女性や子供)の皮膚に付着しないよう、注意が必要です(後述)。

皮膚刺激: 塗布部位にかゆみや発疹などの皮膚症状が現れることがあります。
有効成分:テストステロン

グローミン1g中には、有効成分としてテストステロンが10mg含まれています。テストステロンは体内のアンドロゲン受容体に結合し、男性ホルモンとしての作用を発揮します。

分類:第一類医薬品

グローミンは、副作用のリスクなどから、特に注意が必要な「第一類医薬品」に分類されています。購入時には、必ず薬剤師が使用者に対して、書面を用いて適正使用のための情報提供を行うことが義務付けられています。これにより、使用者は禁忌事項や副作用、正しい使い方などを理解した上で、安全に使用することができます。自己判断での購入・使用はできません。

製造販売元:大東製薬工業株式会社

1931年創業の医薬品メーカーで、ホルモン剤、特に外用剤の研究開発・製造を得意としています。女性向けのホルモン外用薬「バストミン」なども製造販売しています。

3. 効能・効果

グローミンの添付文書に記載されている正式な効能・効果は以下の通りです。
「男子更年期障害及びその随伴症状:精力減退、視力減退、記憶力減退、全身倦怠、頭痛、めまい、不眠。男子性腺機能不全症、造精機能障害、男子不妊症、睾丸萎縮。女性恥部無毛症、乳汁分泌抑制。」

より具体的には、男性ホルモン分泌不足に起因する以下の症状の改善が期待されます。

男性更年期障害(LOH症候群)に伴う症状:
精神・心理症状:気力・意欲の低下、抑うつ気分、不安感、集中力・記憶力の低下、不眠など

身体症状:全身倦怠感、疲労感、筋力低下、関節痛、ほてり、発汗など
性機能関連症状:性欲(リビドー)の減退、勃起力減退(ED)、射精障害など

その他の適応:

早漏、陰萎(勃起不全)、遺精(無意識の射精)、精液漏
(男性における)恥部無毛症
男子一般老衰現象の改善

注意点:
これらの症状が全てテストステロン低下のみに起因するとは限りません。他の疾患が原因である可能性もあるため、症状がある場合はまず医師の診察を受けることが重要です。

効果の発現には個人差があり、数週間~数ヶ月の継続使用が必要な場合があります。また、全ての人に効果が現れるわけではありません。

あくまで症状の「改善」を目的としており、原因疾患の根本的な治療薬ではありません。

4. 用法・用量

グローミンの使用方法は、添付文書に従って正しく行う必要があります。
用法: 通常、1日1~2回、適量を局所に塗擦(すりこむように塗る)します。

1回の塗布量(目安):
チューブの先から0.3g(目安として小豆大程度、または長さにして約5mm)を指先にとります。

※自己判断で増量しないでください。過量投与は副作用のリスクを高めます。

塗布部位:
推奨される部位: 陰嚢(睾丸)、腹部、腋窩(わきの下)、大腿部(太ももの内側)など。陰嚢は皮膚が薄く吸収が良いとされていますが、刺激を感じやすい場合もあります。

避けるべき部位: 陰茎部先端(尿道口)、外傷や湿疹・ただれのある部位、目や口の周囲、粘膜。

塗布部位は、毎回同じ場所に偏らず、場所を変えながら塗布することが推奨されます。

塗布方法:

塗布する部分を清潔にしてから、指先で薄くすり込むように塗ります。強くマッサージする必要はありません。

塗布後は、薬剤が乾くまで(数分程度)衣服などが直接触れないようにします。

塗布タイミング:

入浴後など、皮膚が清潔な状態での塗布が推奨されます。
1日2回の場合は、朝と夕(または入浴後)など、時間を空けて塗布します。

使用期間に関する注意:
効果が認められない場合は、漫然と長期間使用せず、医師または薬剤師に相談してください。

1ヶ月程度使用しても症状の改善が見られない場合は、使用を中止し、医師の診察を受けることが推奨されます。

継続使用する場合でも、定期的に(最低でも半年に1回程度)医師の診察を受け、効果や副作用の有無、継続の必要性を確認することが重要です。

5. 使用上の注意(特に重要)

グローミンは医薬品であり、安全に使用するためには多くの注意点があります。特に以下の項目に該当する場合は、絶対に使用しないでください。また、該当しなくても、使用前には必ず医師または薬剤師に相談してください。

【禁忌】(使用してはいけない人)
アンドロゲン依存性悪性腫瘍(前立腺がん、乳がんなど)及びその疑いのある人: テストステロンは、これらの腫瘍を増殖させる可能性があります。
本剤の成分に対し過敏症(アレルギー)の既往歴のある人: 重篤なアレルギー反応を起こす可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群の人: 症状を悪化させる可能性があります。
女性: 男性ホルモン作用により、声変わり、多毛、にきび、月経異常などの副作用が現れる可能性があります。(ただし、女性恥部無毛症など、医師の判断で処方される場合を除く)
小児(15歳未満): 成長への影響や、性的な早熟を引き起こす可能性があります。

【慎重投与】(使用前に医師・薬剤師に相談が必要な人)
前立腺肥大症のある人: 症状(排尿困難、頻尿など)が悪化する可能性があります。使用前に前立腺の検査が必要です。
肝機能障害、腎機能障害のある人: 代謝・排泄が遅延し、副作用が出やすくなる可能性があります。

心疾患(心不全、心筋梗塞など)、高血圧のある人: 体液貯留などにより、症状が悪化する可能性があります。
てんかんのある人: 症状が悪化する可能性があります。
高齢者(特に65歳以上): 生理機能が低下しており、副作用が出やすいため、少量から開始するなど慎重な投与が必要です。前立腺疾患のリスクも高まります。

がんの既往歴のある人(特に前立腺がん、乳がん以外のがん): 安全性が確立されていません。
他の医薬品(特にステロイド剤、抗凝固剤など)を使用中の人: 相互作用により、効果が変化したり副作用が出やすくなったりする可能性があります。必ず医師・薬剤師に伝えてください。
アレルギー体質の人。

【重要な基本的注意】
定期的な検査の必要性:
前立腺検査: 使用前及び使用中は、定期的に(推奨:3~6ヶ月ごと)前立腺特異抗原(PSA)の測定や直腸診などの前立腺検査を受ける必要があります。PSA値の上昇などが見られた場合は、使用を中止し、専門医の診察が必要です。

血液検査: 長期間使用する場合は、赤血球数やヘマトクリット値(多血症のチェック)、肝機能などの検査を定期的に受けることが推奨されます。
他者への付着リスクの回避:

塗布した薬剤が、パートナー(特に女性)や子供の皮膚に付着すると、男性化症状などの副作用を引き起こす可能性があります。
塗布後は、石鹸と流水で手指を十分に洗ってください。

塗布部位が他者(特に女性や子供)に触れないように、衣服で覆う、または塗布後時間が経ってから接触するなどの注意が必要です。性行為の前に塗布した場合は、塗布部位を洗浄することが推奨されます。
万が一、他者の皮膚に付着した場合は、速やかに石鹸と流水で洗い流してください。

睡眠時無呼吸症候群のリスク: テストステロン補充療法により、睡眠時無呼吸症候群が悪化したり、新たに発症したりするリスクがあります。いびきがひどくなった、睡眠中に呼吸が止まっていると指摘されたなどの場合は、医師に相談してください。

ドーピング検査対象: テストステロンは、スポーツにおけるドーピング禁止薬物に指定されています。競技選手は使用できません。

効果判定と継続: 1ヶ月程度使用しても効果が見られない場合は、漫然と使用を継続せず、医師または薬剤師に相談してください。自己判断で量を増やしたり、中止したりしないでください。

眠気、注意力低下: 添付文書上、眠気等に関する注意喚起は特にありませんが、体調の変化には注意してください。

6. 副作用

グローミンを使用中に、以下のような副作用が現れる可能性があります。副作用が疑われる症状が現れた場合は、直ちに使用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。

重大な副作用(頻度不明):
睡眠時無呼吸症候群: 上記「重要な基本的注意」参照。

その他の副作用:
皮膚(塗布部位): 発疹、発赤、かゆみ、かぶれ、水疱、刺激感、熱感、色素沈着、皮膚乾燥など

精神神経系: 頭痛、めまい、不眠、興奮、神経過敏、多幸感、不安、抑うつ、攻撃性、ふるえなど
内分泌系: 女性化乳房(乳房が女性のように膨らむ、痛み)、睾丸萎縮、精子減少、精液量減少、性欲亢進、持続勃起(プリアピズム)など
泌尿器系: 排尿困難、頻尿、残尿感(前立腺肥大の悪化を示唆)
肝臓: 肝機能検査値異常(AST, ALT上昇など)、黄疸
血液: 赤血球増加(多血症)、ヘマトクリット値上昇
電解質: 体液貯留による浮腫(むくみ)、体重増加、高カルシウム血症
その他: にきび、多毛、脱毛、吐き気、嘔吐、食欲不振、コレステロール値の変化、血圧上昇など

これらの副作用は一部であり、ここに記載されていない症状が現れる可能性もあります。普段と違う体調の変化を感じた場合は、必ず専門家に相談してください。

7. 購入方法と価格

購入場所: グローミンは第一類医薬品のため、薬剤師が常駐している薬局・ドラッグストアで購入できます。インターネット販売を行っている薬局もありますが、その場合も、薬剤師による情報提供や質問への回答、内容確認などの手順が法律で義務付けられています。処方箋は不要ですが、薬剤師との対話が必要です。

価格: 保険適用外のため、全額自己負担となります。価格は販売店によって異なりますが、10g入り1本あたり3,500円~4,500円程度が目安です(2023年時点)。購入前に価格を確認することをお勧めします。

注意: 個人輸入代行サイトなどで販売されている場合がありますが、国内で正規に流通している医薬品とは異なり、品質や安全性が保証されていません。偽造品や粗悪品のリスク、健康被害の可能性もあるため、正規のルートで購入してください。

8. グローミンに関するよくある誤解と注意点

即効性はない: 塗ってすぐに劇的な効果が現れるわけではありません。ホルモンバランスを徐々に整えていくため、効果を実感するには継続的な使用が必要です。

性欲増進剤ではない: 性欲低下がテストステロン不足によるものであれば改善が期待できますが、心理的な要因など他の原因による場合は効果がない可能性があります。あくまでホルモン補充が目的です。

誰にでも効果があるわけではない: 症状の原因がテストステロン低下でない場合や、体質によっては効果が見られないこともあります。

自己判断での使用は危険: 特に禁忌事項や基礎疾患がある場合、重篤な副作用を引き起こす可能性があります。必ず専門家の指導のもとで使用してください。

サプリメントとの違い: グローミンは「医薬品」です。サプリメント(栄養補助食品)とは異なり、明確な薬理作用と、それに伴う副作用のリスクがあります。安易に「精力剤サプリ」と同じ感覚で使用しないでください。

9. 他のテストステロン補充療法との比較

テストステロン補充療法には、グローミン以外にも以下のような方法があります。

注射剤(エナルモンデポーなど): 数週間~1ヶ月に1回、筋肉注射を行います。効果の持続時間が長いですが、注射時の痛みや、血中濃度が投与直後に高くなり、次回投与前に低下するという変動があります。医療機関での投与が必要です。

他の経皮吸収剤(ゲル剤など): 海外ではゲル状の製剤も広く使われています。グローミンと同様に毎日塗布しますが、塗布範囲や吸収特性が異なる場合があります。(国内未承認のものも多い)

経口剤(アンドリオールなど): 内服薬ですが、肝臓への影響を考慮した製剤もあります。日本では一般的ではありません。

どの治療法が適しているかは、症状、ライフスタイル、副作用のリスクなどを考慮し、医師と相談して決定します。

10. まとめ

グローミンは、テストステロン(男性ホルモン)を有効成分とする経皮吸収型の第一類医薬品であり、加齢などによるテストステロン分泌低下に伴う様々な症状(男性更年期障害/LOH症候群の症状など)の改善を目的として使用されます。

メリット:
肝臓への負担が少ない
血中濃度が比較的安定しやすい
投与中止が容易

デメリット・注意点:
毎日の塗布が必要
吸収に個人差がある
他者への付着リスクがある
皮膚刺激の可能性がある
禁忌事項や慎重投与対象者が多い
前立腺がんや睡眠時無呼吸症候群などのリスク管理が必要
定期的な検査(PSAなど)が必要
第一類医薬品であり、薬剤師からの情報提供が必要
保険適用外

グローミンは、適切に使用すればQOL(生活の質)の向上に貢献しうる有効な選択肢の一つですが、医薬品である以上、潜在的なリスクも伴います。安易な自己判断での使用は絶対に避け、使用を希望する場合は、まず医師に相談してテストステロン値を含む検査を受け、LOH症候群などの診断を確認することが重要です。

購入・使用にあたっては、必ず薬剤師から十分な説明を受け、添付文書の内容をよく理解し、用法・用量、注意点を厳守してください。そして、使用中も定期的に専門家の診察を受け、安全かつ効果的に治療を進めることが不可欠です。

この記事は私が書いたよ!

ファラウェイ

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